この夏は一晩中エアコンを
かけたまま眠っていた。
それが昨夜はタイマー設定をしたのだ。
おまけに今朝は窓を開けると
少し肌寒いくらいの風が
本当に心地よかった。
撮る気力が復活したところで
東海道五十三次の宿場町本陣へ。
近場なのでたまに訪れたりしているが
今回は湯殿への渡り廊下に
折り紙の風鈴が
吊るしてあるとのことで
どんなものかと行ってみた。
他の風鈴祭には数こそ及ばず
派手さも無いけれど
質感優しくなぜか妙に落ち着く。
百日紅も花を落とし始め
もうすでに蝉の声は無く
もはや秋だから拾える
紙風鈴の小さな鈴音。
週末の休日だが
地方は静かに秋へと移ろい始める。