たんたんと..日常

地味に密かに日常を写真で綴るブログです。

贅沢な時間

去年あるイベントで京都にある色々な料理店のペア食事券に応募していたのが

今年早々に当選したことを知り予約を入れて先週末に行ってきた。

数年前にも当たったことがあってその時は京都でも左京区

少し遠い店だったが今回は東山区にある比較的近い美濃吉竹茂楼というお店。

多分個人では行かない(行けない)お値段もそこそこする懐石料理。

個室に通され大きな窓からお庭が見れた。本当に静かすぎて緊張するくらいだ。

しばらくすると料理が運ばれてきた。

まずは先付と写真は撮ってなかったが筍の木の芽和え木の芽和えの薄緑が

綺麗だった。注がれた食前酒が緊張を解き食欲をそそる。

ヨコワ(マグロの幼魚)と岩魚、特に穴子焼霜造りは脂がのって美味しかった。

添えられた昆布と穴子の骨せんべいもパリパリと香ばしい。

ワサビの葉も食べられるとのことだったが意外にも辛くはなかった。

椀替り アイナメ、すっぽん、筍、若布、水菜、つぼみ菜を

料理人が調理してくれて椀に分け注ぎ盛り付けてくれた。白く綺麗な手だな..

なんて思いながら見ていた。

 

焼物 笹鰈酒盗焼き、セロリと茗荷の酢漬。焼きたての笹鰈が骨は抜いてあり身が

ふっくらしていて本当に美味しかった。

箸休めみたいなものかな?筍、うるい、グリーンアスパラ、花山葵のみぞれ酢。

鉢物 春大根、牛タン旨煮、青蕗。牛タンは歯がいらないくらい柔らかく

特にこの大根は煮たものをさらに揚げてあって食感がよく美味しかった。

ご飯  三月のお雛様月だったのでほんのり酢飯に錦糸卵。そして鰻のかば焼きが

乗せてあった。この鰻のかば焼きは関東風に蒸してから焼いているとのことで

ふっくらと美味しかった。

水物  苺、せとか、抹茶グラニテ、ぜんざいアフォガード。

写真は撮ってないが最後にお薄も。

静かにゆっくりと本当に美味しい和食を味わえて日常ではありえない時間を

過ごすことが出来幸せだった。この後敷地内にある富山から移築された

合掌造合掌館へもどうぞと案内された。